そつぎょうしきをしよう

 


担降りしてもう1年以上も経つんだし最近のツイートはWESTのうの字も出ることがかなり少なくなっていたから、今更こんなことを書くのはなんだかおかしな感じもするのだけれど、最近ストンッと気持ちが落ち着いたな、と思い、なんとなく筆をとるに至りました。


一番大きなきっかけは、24コンに行けなかったことだと思う。24コンに行けなかった人なんて何万もいるわけであるし、そこまでだったと言われればそうなんだと思うんだけれど、24コンに行けなかったことで、わたしは完全にWESTに対して当事者で無くなってしまった、という感覚があった。担降りをしたのは去年の春で、もうあんまり呟いたりもしなかったけれど、雑誌の切り抜きは全部保存してあったし読んでいたしリリース系も全部買っていたしコンサートのレポもそれなりに読んでいたし、他のグループからWESTの魅力にはまっていく人を見ては心踊らせてた。

 

 その日は仕事でどうしても行けなかったのだから仕方なくて、24コンに対して嫉妬とか悔しさとかっていうものは別にないんだけれど、WESTにとって、WESTのファンにとって大きな大きな節目になったそのコンサートに行けなくて、WESTに対する気持ちが完全にストンっと落ち着いてしまった。前述したような切り抜きを取っておくこともレポを読むことも心踊らせることもほとんどなくなってしまっていた。

 

 四年半背負った神山担の肩書きを降ろすのに半年悩んだ。Jr.のときからずっと、デビューしてからも、なんとしてでも、てっぺんに立って欲しいと思って、精力的に応援し続けて来た、大好きな7人だった。その7人の、一区切りとも言えるようなコンサートを見られなかった。今も7人が好きなことに変わりはないけれど、気持ちを落ち着けて、少し離れたところから、見守れそうなところに来た、と、おもう。

 

 なうぇすとの横アリと名古屋公演に入った。自担が出ているところは基本的に自担のことしか見ていないけれど、今回のコンサートは出ていない部分も多かった。ラキセの時は自担が出ていなければ神山くんのことを見ていたけれど、今回のなうぇすとで、わたしは久しぶりに「どこを見ていいかわからないかもしれない」という感覚に陥った。これは特にこの人!!!と思って応援しているわけではなくふわっと好きでコンサートに行った時のような時のそれと同じ感覚で。横アリから名古屋の間は1ヶ月ちょっとしかなかったはずなのに、WESTをみてなんだかとても久しぶりのような初めましてのような、わたしの知っているWESTではないような、そんな感覚さえした。名古屋公演には自担が出演しておらず、外周に来たメンバーを代わる代わる視界に入れて楽しんでた。確実に、少しずつ、気持ちが離れていたんだと思う。

 

 この間切り抜きを片付けた。5年分の切り抜き、クリアファイル20冊くらいあった。6人の時の、4人の時の切り抜きを久々に広げて、じんわりと気持ちが解けるような気がした。やっぱりあの頃が、どうしようもなく好きだった。京セラドームで披露されたJr.時代の曲、当時の記憶ばっかり蘇る。擦り切れるほど再生した2011の鼓動も、12の春松竹に行けなかったことも、12の少年たちに初めて大阪遠征して初めて神山くんの姿を見て絶滅黒髪少女する神山くんを見たことも、12の優馬ファンミーティングに呼ばれなかったことも、12の冬映画に出られなくてすこしだけ涙をした話を聞いたことも、13の元旦公演お知らせメールに名前がなかったのに結局出演したことも、13のあけおめで重岡くんにはソロ、ツインにはミシピがあったのに神山くんには何もなかっことも、13の春「寝る前にお菓子を食べてしまう」の言葉通りにぷにぷにだったことも、映画に出られないけど少クラのワンコーナーには呼ばれて映画の宣伝するメンバーの後ろで小さく拍手する姿も、全国ツアー徳島公演でお誕生日祝ってもらって話した言葉も、ツキノミチの歌声も、オーラスのビグゲで見せた目も、そのあと雑誌で語った言葉も、ANOTHER大阪と東京で役が変わらなかった悔しさも、大阪公演で入水自殺した廉くんを神山くんが抱っこしてくるシーンをカットされたことも、13の冬の公演が平日夜だったことも、カウコンのことも、あけおめのことも、SHARK6話のことも、2月5日のことも、4月23日のことも、一発めぇのことも、パリピポのことも、、、思い出したらきりがないほど、駆け抜けた5年間が、楽しかったことも悔しかったことも、わたしは好きすぎたんだな。

 

 わたしは自担がアイドルでいてくれる限り、今を楽しんで、未来を見ながら応援できるオタクでありたいと思っている。過去のことをどうたらこうたらと引っ張り出し始めた時点で、それは私にとっての理想のオタク像ではない。昔はこんなことがよくて、でも今はこうで、と小姑のように評論家じみたことを口にした瞬間が、きっと潮時なのだと。だからわたしは、6人の、4人の7WESTと、7人のジャニーズWESTのすこしの記憶をそっと仕舞いこんで、24コンの円盤の発売を間近に控えた今日に、わたしだけの卒業式をしよう、とおもう。能動的に積極的に、リリースや雑誌やメディアを追いかけるのは、とりあえず24コンで一区切り。

 

 7人が好きだ。勝手ながらこれからも未来しかないと思ってる。神山くんが好きだった。絶対に初めから無理って言わないし、なんだかんだそつなく全部こなすように見えるけどすべて努力に裏付けられたもので、その努力を決して蔑ろにしない姿に憧れていたし尊敬していた。5年間、デビューを含め見守らせてもらえた時間はわたしに取って本当にかけがえのない時間でしたありがとう。これからの未来にも、幸多きことを願って筆を置きます。24コンの発売たのしみだなあ。なんだろうなこのブログ。