DKのオムニバスドラマを考えた


※以前noteに投げたものを記録としてこちらにコピーして移してますので悪しからず※


  寮フェスとか太秦とか映画やる前、関テレさんでよくオムニバスドラマ作ってくれてたよなあっておもって、DKによるDK役のドラマを残したくて、結果妄想しました(タダ)

  関テレの関ジュドラマあるあるとしての若干のトンチキ風味をふんだんにくわえておりますのでご容赦くださいませ。



  舞台は大阪。とある学校に通う7人の高校生のおはなし。

  朝、大晴が学校に登校すると下駄箱には可愛いピンクの封筒が入っていた。クラスの友達に見られラブレターではないかと大騒ぎになったが、大勢に囲まれて封筒を開けると、そこにはラブレターではなく一枚の紙が。

  昼、伊織が購買でお昼のパンを買って、教室に戻る途中、飲み物を買い忘れたことに気づいてとりあえず紙パックの自販機へ。お金を入れて牛乳のボタンを押すと、出てきたのは一通の封筒だった。

  放課後、怜爾がサッカー部の練習中。今日はなんだかいつにもまして暑いし汗を掻く。体調が悪いと嘯き、部室近くの水飲み場で顔をバシャバシャと洗うと水面に一通の封筒が浮かんでいる。よれよれになってはいけないと条件反射的に封筒をすくいあげると不思議なことに封筒はみるみるうちに乾いてしまった。

  夕方、学校から少し離れたゲームセンターまで遊びに来た柊和と廉。男性禁止のプリクラコーナーに悪ふざけで侵入し勝手にプリクラを撮ると、出てきたのはやはり封筒だった。

夜、学校終わりに塾に来た宏志朗。最近なかなか結果が出ず、精力的に模試を受け続けていた。今日は先月受けた模試の結果を渡される日。ドキドキしながら講師室にいくと、渡されたのは模試の結果と、一通の封筒だった。

6人に渡されたのは、一通の封筒に入った一枚の手紙。
「明日、18:00に大阪城公園」とだけ記されていた。

差出人の名前もわからない手紙を不審に思いながらも、6人は大阪城公園に集まった。同じ学校とはいえ学年も違う、顔も名前も知らない6人は探り探りに「変な封筒をもらって…」「俺も」と口々に言葉を交わす。

「やぁやぁよくぞ集まってくれた!」そこに現れたのは6人とそう年も変わらない風貌の少年。怪訝な顔でその少年を見つめる6人。

「君たちに集まってもらったのは他でもない。この7人で、学祭に出場するためや(キラン)」

「「「「「「学祭ィ!?」」」」」」

「ソーソー学祭!せっかく高校生なんやから!勉強ばっかり!部活ばっかり!遊んでばっかり!じゃなくって、たまには青春してみな〜〜い?ってことや!」

宏志朗「受験あるし…」
怜爾「部活忙しいから…」
廉「だる(笑)」

「ノンノン君たち!それだからダメなのさ!ミュージックカモン!レッツダンシン!」

するとどこからか流れ出した音楽に合わせて、見事なダンスを披露する少年と、みるみるうちに魅了される6人

「学祭まであと3ヶ月。僕が見込んだ6人や。絶対に踊れるようになる。3ヶ月が終わったら、もうスッパリ関係を切ってくれて構わない。」

  結局なんだかんだ乗せられた6人は少年(後から聞いた話だが彼の名前は晴太郎というらしい)と7人で学祭の出し物に出場することになってしまった。

  個々に忙しいため練習は晴太郎から渡されたビデオを見ながらの個人練習と、週二回の公園での練習に決まった。はじめのうちは体を動かせる楽しさを感じながら練習していたメンバーも、次第に疲れや飽きの色が見え始める。

  学祭一ヶ月半前、どうしても塾の関係で宏志朗が練習を休むことが増えてきた。それでも御構い無しにどんどんと練習を続ける晴太郎。必死に食らいつく子もいれば、脇で座って水を飲んでいる子もいる。
  そんな周りの空気に、自分が追いつけていないことが相まって、苛立ちを隠せないようになった。休憩中、乱暴に荷物を片付けた柊和はその場を去ろうとする。

大晴「どこ行くん」
柊和「こんなだるいこと止めたんねん」
伊織「抜ける、ってこと?」
廉「メンバー揃わんとこに練習したって意味ないわ。おれもかーえろっ♡」
柊和「大体はじめっから気味悪かってん。突然手紙渡されて学祭出よって意味わからんわ。やめやめ!」
怜爾「メンバー揃わんからとか口実つけて、帰宅部は根性もないんやな(笑)」
柊和「はぁ!?」

  お互いストレスが溜まり始めていたところに火がついて全員で大喧嘩。全員がついに無言になったところに、ようやく口を開いたのが晴太郎だった。

晴「いきなり集めて、いきなり踊れって、わけわからんかったと思う。反省してる。でもこれは人生かけた一生のお願いなんや。」
怜爾「そんな大げさな」
晴「3ヶ月。初めて6人を集めた日から三ヶ月後、つまり一ヶ月半後、俺がいなくなるとしたら、それでも踊ってくれない?」
柊和「は?此の期に及んで意味わからん嘘までつくん。しょーもないやつやな。」
晴「嘘ちゃう。3ヶ月後、消えるんや。霊やから、俺は。」
廉「霊?幽霊ってこと、」
柊和「気持ち悪。アホやからってナメてんのやろ。」

晴太郎がそれぞれの手を自分の手首に当てさせ、全員が固まる。脈拍がない。彼がどれだけ踊ってもばてないのも、汗をかかないのも、全部彼が霊だからだった。数年前不慮の事故で亡くなった彼はどうしても学生時代の思い出が欲しくて3ヶ月の期限付きで人間界に降りてきた幽霊だった。

晴「最後のお願いや。俺に、思い出をくれ。」

伊織「俺は晴太郎を信じるよ」

  いつも飄々とした晴太郎の初めて見る真剣な顔に気圧され、7人はまた結束し学祭を目指すこととなる。



  いつもの制服に、色違いのネクタイを決め込んだ7人。
晴「3ヶ月、ほんまにありがとうな。」
大晴「本番前にしんみりするのはなしやで(笑)いくで〜〜〜〜⤴︎!!!」
「「「いえーい!!」

7人の群を抜いたレベルのダンスは学祭でも高く評価され校内の出し物でナンバーワンと評された。

学祭の打ち上げに校庭で花火を楽しんだ後、7人の足は初めて晴太郎にあった大阪城公園に向かっていた。

宏志朗「ほんまに消えるん?」
晴「おん。期限は期限やからな。守らな怒られるわあ(笑)」
怜爾「こんな時まで飄々とすんなや」
伊織「幽霊とか信じてへんかったけど、晴太郎と仲良くなれて嬉しかった」

宏志朗「勉強でイライラして何度も練習休んだけど、踊ってる時間が最高の息抜きやったわ、ありがとう」
柊和「気味わるいとか、だるいとか、散々楯突いて、ごめん。めっちゃ楽しかった。ありがとうな」
晴「こちらこそ。最高の思い出になったわ。」

だんだんと薄くなる晴太郎の体を何も言えずに見守る6人。

柊和「また会おな、絶対」
晴「おん」

次の日から学校に行くと、不思議なことに晴太郎のことは誰も覚えていなかった。あの6人以外は。